◻︎5つの形のトライアド(三和音)
トライアドとは 三和音のことを言います
三和音は大きく分けて5つのtype(形)を知っておくと
基本の核としては、調性のある曲 コード進行 は ほとんど全て演奏できるようになります
それらは
メジャートライアド
マイナートライアド
マイナー♭5トライアド(dim(ディミニッシュトライアド))
sus4(サスフォー)
aug(オーギュメント)
の5つのトライアド(三和音)です
探し方はメジャートライアドを中心に 変化させるだけです
なぜそれで、ほとんどの曲が演奏できるかというと
例えば E7(♭13) Cm(11)などのコードを見ると一見難しそうに見えますが 装飾を省いていくと その核となるのは三和音のハーモニーだからです
ではその三和音はどのような音からできているのでしょうか?
ここではCというコードを考えてみましょう
Cというコードは C(単音のド)という音 【ルート(根音)】
の上に( ミ) (ソ )という二つの音を重ねてできています
そしてこの(ドミソ)と聞こえる3つの和音の形をメジャートライアド(長3和音)といいます
メジャートライアドは和音の基本の形なので どのkey(調性)でも探せるようにしましょう
全ての調は難しそうと思う方にも 簡単なメジャートライアドの探し方がありますのでご安心を
メジャースケール(ドレミファソラシド)が12個全部の調性でわかる人は それぞれの調でドミソを探せばいいだけですが
探せない方は
半音を探すことで探すことができます
一つの音から
Root-1-2-3-❹-1-2-❸
と半音を数えていきます
Root とは主音のことです
Rootと❹❸を弾けば 必ずドミソ と聞こえる和音になるはずです
(それぞれの楽器で応用してみてください)
これがメジャートライアドです
メジャートライアドは 同じ音程関係で
できているので 半音の数が同じなら、
全く同じ音程関係で平行移動することになるからです
画像の例を見てみましょう
例えばG♭のメジャートライアドを探すとき
これがメジャートライアドの探し方です
このメジャートライアドを探すことができれば 残りの4つトライアドの形を簡単に見つけることができます
残りの4つのトライアドの探し方は
メジャートライアドを(1-3-5)としたとき
(マイナー)
( 1-♭3-5)
表記 m(小文字エム)手書きのときは大文字Mと小文字mが見分けやすいように−(マイナス)で書くこともあります
m(♭5) マイナーフラットファイブ(dim(ディミニッシュトライアドとも呼ぶ)
(1-♭3-♭5)
表記m♭5 m(-5) dim
sus4(サスフォー)
(1-4-5)
aug(オーギュメント)#5
(1-3-#5)
具体的に音名で言うと
C (ド ミ ソ)
Cm (手書きのときC−とも表記する)
(ド ミ♭ ソ)
C m♭5(Cdim)
(ド ミ♭ ソ♭)
Csus4
(ド ファ ソ)
Caug
(ド ミ ソ#)
このようになります
□転回形
トライアドはそれぞれに構成音が (ド ミ ソ )(ミ ソ ド)( ソ ド ミ)となるような
基本形 第一転回形 第二転回形 があります
□スラッシュ コード (onコード)
◯/◯のようなスラッシュのついたコードまたは◯on◯のようなコードは左側がコード 右側が単音のベース音を意味しています
このように数字を見るだけで コードは、探しだせるという便利なシステムで出来ています 基本のトライアドは全部の調でゆっくりでも 探しだせるようにしましょう