jazz 理論11 dimコードのスケール

Dim コードのスケール

 

ドミナントセブン(♭9)に置き換え可能なもの(置き換えると仮定したとき次のコードが5度下に解決している時)とそれ以外で、分類します

 

◯7(♭9)に置き換えれるものは 置き換えた

セカンダリードミナントのスケールを適応させます

 

キーCで

C-C#dim-Dm7-G7 のコード進行の時

C#dimはA7(-9)に置き換えたときDmに解決するので置き換え可能なので

 

C#dim をA7(♭9)に置き換えれる

 

A7のスケール【 □マーク】

HMP5B+#9 スケールがつかえます

 

✳︎Mix(♭6)スケールは (9)なのでここでは使用できません

 

それ以外のdim コードは

 

キー(調性)のメジャースケール+コードトーンで作ったスケール で導きだせます

 

キーCで Em- E♭dim- Dmのコード進行の時

 

E♭dimコードは置き換えれない通過する 

ディミニッシュコードなので

 

Cメジャースケール+コードトーン(E♭ G♭ A C)の

(CDE♭EFG♭GAB)のスケール

 

もしくは

 

コードのルート音からのDiminished scale(全音と半音が交互にくる全部で3種類しかないスケール)で探します

 

この場合

E♭diminished scale 

(E♭ F G♭ A♭ A  B C D E♭)

 

を使います

 

✳︎Diminished scale をつかうと

キーのメジャースケール+コードトーンのスケールよりも 少しテンション感のあるサウンドになります

 

ディミニッシュコードもこれら3つの方法を使ってスケールを探し出して下さい

 

jazz理論10 セカンダリードミナントの裏コード

□セカンダリードミナントの裏コード

 

セカンダリードミナントの裏コード

とは セカンダリードミナントの(#4度)の音程関係のドミナント7thコードです

 

セカンダリードミナントの裏コードを探しだせると全てのドミナント7thコードのスケールの分類とスケール選びが可能になります

 

セカンダリードミナントの裏コードは全て

【◇マークで分類】します

度数は

【♭Ⅱ7.♭Ⅲ7.Ⅳ7.♭Ⅴ7.♭Ⅵ7.♭Ⅶ7 . Ⅰ7】

です

 

使えるスケールは

Lydian7th scale(リディアンセブンス スケール)( lyd7)

(1-2-3-#4-5-6♭7) の度数で構成されています

 

✳︎Lydian= #4(#11)と捉えるとわかりやすいです

いづれも(#4)になることでサウンドはキーに近くなります

セカンダリードミナントの裏コードは

(#4度音程)関係のコードで探します

 

裏コードの関係は

 

C/G♭

F/B

B♭/E

E♭/A

A♭/D

D♭/G

 

これだけしかありません

 

これで 

セカンダリードミナントとその裏コードで

12個全てのドミナントセブンコードが分類出来るので ドミナントセブンコードで使えるスケールがわからないという問題は無い状態(最低でも一つはスケールが使える状態)になります

 

曲を練習する前に 

ダイアトニックコード

セカンダリードミナント

セカンダリードミナントの裏コードの分類を

するとこれまでとは違った感じで楽譜が見えるようになると思います

 

是非試してみて下さい

 

jazz理論9 セカンダリードミナント 

□セカンダリードミナント 

 

セカンダリードミナントとは 7つのダイアトニックコードに対してそれぞれの完全5度上にあるドミナントコード(◯7)のことですダイアトニックに向かう引力をもった

全部で7つあるドミナントコードです 

 

キーが Cの時ダイアトニックコードは

CM7 Dm7 Em7 FM7 G7 Am7 Bm7-5

セカンダリードミナントはそれぞれの5度上の

G7 A7 B7 C7 D7 E7 F#7 

度数にすると

【Ⅴ7 Ⅵ7 Ⅶ7 Ⅰ7 Ⅱ7 Ⅲ7 #Ⅳ7】になります

 

□セカンダリードミナントの分類

 

セカンダリードミナントは2種類で分類します

5度下の解決先のダイアトニックコードの3度の音が

メジャー(3 )に解決するものを【△マーク】

マイナー (♭3) に解決するもの【□マーク】

 

キーCでA7の時

ダイアトニックコードのDm に向かうと想定されるので

【□マーク】分類

 

キーCでD7の時

ダイアトニックコードのGに向かうと想定されるので

【△マーク】分類

 

□セカンダリードミナントのスケール

 

セカンダリードミナント(◯7)の5度下の解決先のコードが使えるスケールを【△マーク】の時はメジャースケールと想定する

 

キーCで、D7のとき

D7はGに解決すると想定(解決先は3和音で考えるとわかりやすいです)↓

G メジャースケールを想定する↓

D7でGメジャースケールを弾く↓

D7のルートからGメジャースケールを弾く↓

 

これがD7のとき使える

D mixolydian scale (1-2-3-4-5-6♭7)です

 

△マークのときmixolydian scale(mix)

(1-2-3-4-5-6-♭7)

 

【□マーク】の時は

 

クラシックの基本の3つのマイナースケールの中から

 

◯ハーモニックマイナースケール

(1-2-♭3-4-5-♭6-7)(和声的短音階)か

◯メロデックマイナースケール

(1-2-♭3-4-5-6-7)(旋律的短音階)

 

の2つのどちらかに想定します

 

×ナチュラルマイナースケール自然短音階は

(1-2-♭3-4-5-♭6-♭7)

♭7の音がコードと合わなくなるので使いません

 

【□マーク】

ハーモニックマイナースケールを想定の場合

 

キーCでA7の時

5度下の解決先のDmの時のスケールをハーモニックマイナースケールを想定↓

D ハーモニックマイナーをA7で弾く↓

A7のルートからDのハーモニックマイナー↓

 

A harmonic minor perfect 5th below

(1-♭2-3-4-5-♭6-♭7)

(ハーモニックマイナー パーフェクト フィフス ビロウ)

 

これにスケールが滑らかに聞こえる(#9の音を足して(HMP5B)+(#9)scale

✳︎(#9)=(#2)

(1-♭2-#2-3-4-5-♭6-♭7)で覚えるのをオススメしてます (ナチュラルマイナーから想定してA7のコードトーンの3度の音を足したスケールとも考えられます)

 

【□マーク】

メロデックマイナースケールを想定の場合

も同様の方法で

mixolydian(♭6)scale(mix(♭6))

(1-2-3-4-5-♭6-♭7)

✳︎(♭6)=(♭13)

が導きだせます

 

✳︎追記

【□マーク】が comdim scale やAltered. Scaleなどに発展していきます

 

スケールを導き出すステップ(→の方向)表

 

□まとめ(大事なポイント)

 

Step-1

セカンダリードミナントを見つけること 

キー(調性)に対して

 

【Ⅴ7 Ⅵ7 Ⅶ7 Ⅰ7 Ⅱ7 Ⅲ7 #Ⅳ7】

 

Step-2

2セカンダリードミナントを2種類に分類すること 

 

【△マーク】

【(Ⅴ7)(Ⅰ7)(Ⅱ7)】

【□マーク】

【(Ⅵ7)(Ⅶ7)(Ⅲ7)(#Ⅳ7)】

 

Step-3

分類により、そのとき使えるスケールをわかること 

 

△(三角)マークの時は

mixolydian scale   (mix)(1-2-3-4-5-6-♭7)

(メジャースケールの7を♭させる)

 

 

【□マーク】の時は

Hmp5b scale+(#9)

(1-♭2-(#2)-3-4-5-♭6-♭7)

 

(HMP5B#9) scale 
C7(C D♭ E♭ E F G A♭ B♭ C)
F7   (F G♭ A♭ A B♭ C D♭ E♭ F)
B♭7  (B♭ B D♭ D E♭ F G♭ A♭ B♭)
E♭7(E♭ E G♭ G A♭ B♭ B D♭ E♭)
A♭7(A♭ A B C D♭ E♭ E G♭ A♭)
D♭7(D♭ D E F G♭ A♭ A B D♭)
G♭7(G♭ G A B♭ B D♭  D E G♭)
B7    (B C D D# E F# G A B)
E7     (E F G G# A B C D E)
A7     (A B♭ C C# D E F G A)
D7     (D E♭ F F# G A B♭ C D)
G7     (G A♭ B♭ B C D E♭ F G)

 

mixolydian(♭6)scale (mix(♭6)) 

(1-2-3-4-5-♭6-♭7)

 

mix(♭6)scale 
C7(C D E F G A♭ B♭ C)
F7   (F G A B♭ C D♭ E♭ F)
B♭7  (B♭ C D E♭ F G♭ A♭ B♭)
E♭7(E♭ F G A♭ B♭ B D♭ E♭)
A♭7(A♭ B♭ C D♭ E♭ E G♭ A♭)
D♭7(D♭ E♭ F G♭ A♭ A B D♭)
G♭7(G♭ A♭ B♭ B D♭  D E G♭)
B7    (B C# D# E F# G A B)
E7     (E F# G# A B C D E)
A7     (A B♭ C# D E F G A)
D7     (D E F# G A B♭ C D)
G7     (G A B C D E♭ F G)

 

のどちらかを(その時のメロディーや好みで)選びます

 

12キーで練習しておくと セカンダリードミナントで迷わず演奏出来るようになります

 

探したスケールから使えるテンションも解ります

【△マーク】【(Ⅴ7)(Ⅰ7)(Ⅱ7)】の時

テンション(2-6)=(9-13)

 

【□マーク】【(Ⅵ7)(Ⅶ7)(Ⅲ7)(#Ⅳ7)】の時

テンション (♭2 ♭6)=(♭9 ♭13)

テンション (2 ♭6)= (9 ♭13) 

セカンダリードミナントの分類とスケールを探しだせるようにして下さい

 

jazz理論8 アボイドノート

□アボイドノートとは

 

使えるスケールがわかった時、使う時に注意して使う音です

アボイドノートはコードトーンに対して

きつい音程のぶつかりがある音だからです

 

アボイドノートを知っていると 

スケールの中で適当に弾いた時に間違ったように聞こえてしまう音を弾くことが無くなります

 

アボイドノートと言うと

英語でアボイドは【避ける】という意味です 

 

では使わなければいいのでは?となりますが

きつい音程のぶつかりが生まれるので

【注意して使う音】と考えてください

 

今回はダイアトニックコードで考えます

 

アボイドノートはダイアトニックコードに使えるスケールがわかった後

スケール上に コードトーンに対して♭9th上の音程の音があれば それのことをアボイドノートといいます

 

簡単な探し方は

 

Step-1【コードトーンに対して】

Step-2【スケール上で一つ上の音が】

Step-3【半音上の時】

その音はアボイドノートです

 

例として

キーがCでコードがCのとき 使えるスケールは(ドレミファソラシド)です

 

コードトーンは(ドミソ)です

 

【ド】(コードトーン)に対してスケールの一つ上の音の【レ】 

ドとレは【半音二つ】の音程

 

【ミ】(コードトーン)に対してスケールの一つ上の音の【ファ】

ミとファは【半音】←見つかりました

 

(ファ)はkey CでコードがCの時アボイドノートと探し出せました

 

【ソ】(コードトーン) に対してスケール一つ上の音の【ラ】

ソとラは【半音二つ】の音程 

 

このようにキーがCでコードがCの時

(ファ)がアボイドノートだと分かりました

 

(ミ)と1オクターブ上の(ファ)の♭9音程は弾いてみると、きつい音程の不協和を感じるとおもいます

 

このルールに基づいてアボイドノートを理解しておくと

 

応用として

コードがCの時でもミを弾かなければ ファはアボイドではなく 使える音になるのがわかるとおもいます

 

✳︎注意

アボイドノートは解決しないで鳴るとき不協和が残る状態が生まれて 間違って聞こえます

 

コードの中の(ミ)の音を弾いていても メロディーで(ファ→ミ)など不協和がきれいに解決する時は(ファ)の音はアプローチする音としてきれいに聞こえます アボイドで生まれる緊張感は解決先を意識できるといいと思います

 

このようにアボイドノートを知ると

アドリブで間違ったようなきつい音を意識的に避けることができ より安心してアドリブ出来るようになります

 

jazz理論7 ダイアトニックコード

□ダイアトニックコード

 

ダイアトニックコードとは、

メジャースケール(ドレミファソラシド)

からできるコードのことです

 

ダイアトニックコードを理解することによって キー(調性)とコードを見て アドリブをするとき使えるスケールがわかるようになります

 

ドレミファソラシドをメジャースケール上で3度づつ積み重ねるハーモニーをつけていき、それが三和音や四和音のときコードネーム化すると

 

3和音は

C Dm Em F G Am Bm-5

4和音は

CM7 Dm7 Em7 FM7 G7 Am7 Bm7-5

になります 

これらはCメジャースケールから作られたコードなので キー(調性)がCの時に これらのコードがでてきたらアドリブでCメジャースケールがつかえます

 

これをキー(調性)とコードネームを見ただけで探し出せるようになることが 壁を越える秘訣になります

 

例えば 

keyCで ||:FM7 Em7| Dm7 CM7 :||のとき

ピアノの場合は左手でコードを、右手でドレミファソラシドを適当に弾いてもらうと コードに対しては音が合っている

この感覚をつかんでもらえると思います

 

ダイアトニックコードを12個のキーで探しだす時ディグリー(度数)を使うと便利です

 

コードをディグリー(度数)で表すときは

ローマ数字をつかいます

変化記号は手前につけます 例 ♭Ⅲ など

 

ダイアトニックコードは

ⅠM7 Ⅱm7 Ⅲm7 ⅣM7 Ⅴ7 Ⅵm7 Ⅶm7(-5)

 

と形が決まっているので 

このディグリー(度数)表を見てローマ数字にそれぞれのメジャースケールの音を当てはめるだけで別のキー(調性)のダイアトニックコードは探し出せます

 

例えば KeyがGなら

Gメジャースケールは(G A B C D E F# G)

ディグリーに当てはめると

 

(G    A B      C D E     F# )

ⅠM7 Ⅱm7 Ⅲm7 ⅣM7 Ⅴ7 Ⅵm7 Ⅶm7(-5)

GM7 Am7 Bm7 CM7 D7 Em7 F#m7(-5)

 

このようにダイアトニックコードのディグリーとメジャースケールの二つさえ分かっていれば12の調性を確実に探し出せるので便利です 

 

注)最初はマイナーキー(短調)の事を考えず全てメジャーキー(長調)のみで捉えて下さい 複雑化しやすいマイナーキーをメジャーキー軸で捉えていく方法が軸がブレないので シンプルでオススメです

(マイナーキーの時はⅥm=マイナーキーの主音と想定することでスケール選択が増えます)

 

転調が多いジャズの曲では切り替えを一つの軸を中心に捉えたほうがわかりやすいことが多いです

 

□まとめ

 

曲を弾く前に キーとコードを見てダイアトニックコードを書き出し ダイアトニックコードに◯を付けてみて下さい

 

degreeとKey とメジャースケール関係表

jazz理論6 テンション(9 11 13)

□テンション

 

テンションとは スケールトーンの中で緊張感のある音です

スケールはコードトーンとテンションで成り立っています

 

テンションは(9)(11) (13)などです

ルートからメジャースケールを3度づつ重ねてできるハーモニーから作られたので(9) (11) (13)

と呼ばれます(1-3-5-7-9-11-13)

メジャースケールの2オクターブを(1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-11-12-13)として

(ドレミファソラシドレミファソラ)

(2 4 6)の1オクターブ上=(9 11 13)(レファラ)と考えるとわかりやすいかもしれません

 

この探し方は メジャースケールが前提にあるので 他のキー(調性)でもメジャースケールがわかることが重要です

半音の数で探すとメジャースケールがわからなくてもテンションは探し出せます

 

(9)=2=ルートの半音2個上

(11)=4=ルートの半音5個上

(13)=6=ルートの半音9個上

 

テンションは大きく分けて二つの種類に分類できます

その二つとは、ナチュラルテンション とオルタードテンションです

 

変化記号が何もついていないものが 

ナチュラルテンションです

例(9)(11)(13)など

 

テンションに♭や #などの変化記号がついたものは

 オルタード(変化した)テンションです

例(♭9)(#9)(#11)(♭13)など

 

これらを知るとオシャレなハーモニーや フレーズでのカッコいい特徴的な音を使えるようになります

 

例)

Dm7 (レファラド)(1-♭3-5-♭7) にテンションを足していきましょう

Dm7(9)(レファラドミ)(1-♭3-5-♭7-9)

Dm7(9.11)(レファラドミソ)(1-♭3-5-♭7-9-11)

Dm7(9.11.13)(レファラドミソシ)(1-♭3-5-♭7-9-11-13)

 

オシャレなかんじになるのがわかると思います

 

メジャースケールの度数とコードの度数に注意しましょう

 

このようにコードに(9) (11) (13)が表記されているとき自分で音を見つけることができるようにしましょう

 

jazz理論5サークルオブ5th と裏コード

◻︎circle of 5th (サークル オブ フィフス)とは

 

Circle of 5thは ジャズのような様々なキー(調性)を行き来する音楽でバランスよく全てのキーで上達するための練習に使える優れた音列です

 

ドミナント7thコードが5度下(半音7個下がる)に解決する音を探していきます

G7はCに解決する、その解決したコードをドミナント7thコードのC7にする C7はFに解決する これを繰り返すと

 

C -F -B♭-E♭-A♭-D♭-G♭-B -E -A -D -G  のような音列ができます

 

これをドミナント7thコードでは無い音の連続と考えて 12の調性を5度下に動く順番で円を描くように回る進行ができます

 

これをcircle of 5th (5度圏)といいます

C -F -B♭ -E♭ -A♭ -D♭ -G♭ -B -E -A -D -G 

 

これはキー(調性)をバランスよく上達させるのに、便利な音列で様々な練習に応用できます

 

□裏コード

 

裏コードもジャズではよく聞く言葉です

変形したドミナントモーションと思って下さい

 

裏コードとはドミナント7thコードでトライトーン(3全音→ 全音3つ分の音程)の関係のもののことです 

#4度上(半音6個上)の音を探せば見つけ出せます

 

なぜ裏コードと言われるのか

コードのクオリティー(質感)を大きく決める

コードの3度と7度の音を見ればわかります

 

G7の裏コードはD♭7です

G7の時の(3 ♭7)(シ ファ)が

D♭7(♭7 3)(シ ファ)で同じになる からです

 

circle of 5th表では 反対側にくる音なので表を見ればわかりやすいです

 

C/G♭

F/B

B♭/E

E♭/A

A♭/D

D♭/G

 

この6つの関係性でドミナント7thコード(◯7の形)の裏コードはわかります

 

jazz理論4ドミナントモーション と Ⅱm7-Ⅴ7

◻︎ドミナントモーション と Ⅱm7-Ⅴ7

 

ドミナントモーションはコード進行の最も重要なもので アレンジやスケールを探す時にも 知っていると役に立ちます

 

ドミナントモーションとは

主音に対して5度上にあるドミナント7th コード(◯7)が5度下の主音のコードに解決する動きのことをいいます

 

主音をCとしたとき

5度上(半音7個上)はG

この音をドミナント7thのコードの形(◯7)に

してG7→C

 

この→の動きをドミナントモーションといいます

 

G7の(3度と7度の ファ シの#4音程)(緊張)がCの(ミ ドのM6音程)に解決(緩和)する動きです

 

なぜこれを知っておいたほうがいいのかというと、音楽的に最も重要な進行で 理論的にもスケールを導きだすのに必要だからです

 

◻︎Ⅱm-Ⅴ7(ツーファイブ)

 

Ⅴ7をⅤ7の4度下(半音5個下)のⅡm7を見つけ出して2つに分けたりすると

Ⅱm7-Ⅴ7(ツーファイブ)というジャズではよく出てくる進行を探し出せます

 

ドミナントモーション Ⅱm7-Ⅴ7(ツーファイブ) をゆっくり探し出せるようにしてください

 

 

jazz理論34和音 (M7 7 6) コードの探し方

◻︎4和音 (M7 7 6) コードの探し方

 

4和音は、5つの三和音の形

【 メジャー, m ,m♭5(dim), sus4,aug】に

(M7 7 6)を足していくことでできます

 

(M7 7 6)とは

メジャースケール(1-2-3-4-5-6-7)では

6はそのままなのでそれを足せばいいのですが

 

混乱しやすいのは

(1-2-3-4-5-6-7)の(7)をコード表記ではM7と表すことです

 

コード表記で 7 が出てくる場合はメジャースケール上では(♭7)になります

 

難しく考えなくても(M7 7 6)は

ルートの一オクターブ上の音から半音を下がって数えて足すだけで確実にわかります

 

M7(メジャースケールの7) 

ルートのオクターブ上の半音下

 

7(メジャースケールの♭7) 

ルートのオクターブ上の半音2つ下

 

6(メジャースケールの6)

ルートのオクターブ上の半音3つ下

 

を探し出して下さい

(7 M7)を探す時注意するのは

 

CM7 =C+M7 ドミソ +シ

Cm7=Cm+7 ドミ♭ソ+ シ♭

ということです

✳︎注)

◯7はドミナントセブン と呼ばれます 

よく出てくるので覚えておいてください

 

✳︎表記の注意

m-5に7を足すと m7-5になります 

5などの変化記号は7の後に付けます

 

*例外

dim7 は(♭7) を♭(半音下げ)するので 6になります 

dim7は m-5(dim)+6 で探し出せます

 

この辺りをしっかり理解することが四和音を探すコツです

 

それぞれの4和音にも転回形があります 

4和音には3つの転回形があります

このように4和音と転回形をゆっくり確実に探しだせるようにしましょう

 

jazz理論3 4和音 (M7 7 6) コードの探し方

◻︎4和音 (M7 7 6) コードの探し方

 

4和音は、5つの三和音の形

【 メジャー, m ,m♭5(dim), sus4,aug】に

(M7 7 6)を足していくことでできます

 

(M7 7 6)とは

メジャースケール(1-2-3-4-5-6-7)では

6はそのままなのでそれを足せばいいのですが

 

混乱しやすいのは

(1-2-3-4-5-6-7)の(7)をコード表記ではM7と表すことです

 

コード表記で 7 が出てくる場合はメジャースケール上では(♭7)になります

 

難しく考えなくても(M7 7 6)は

ルートの一オクターブ上の音から半音を下がって数えて足すだけで確実にわかります

 

M7(メジャースケールの7) 

ルートのオクターブ上の半音下

 

7(メジャースケールの♭7) 

ルートのオクターブ上の半音2つ下

 

6(メジャースケールの6)

ルートのオクターブ上の半音3つ下

 

を探し出して下さい

 

(7 M7)を探す時注意するのは

 

CM7 =C+M7 ドミソ +シ

Cm7=Cm+7 ドミ♭ソ+ シ♭

ということです

 

✳︎注)

◯7はドミナントセブン と呼ばれます 

よく出てくるので覚えておいてください

 

✳︎表記の注意

m-5に7を足すと m7-5になります 

5などの変化記号は7の後に付けます

 

*例外

dim7 は(♭7) を♭(半音下げ)するので 6になります 

dim7は m-5(dim)+6 で探し出せます

 

この辺りをしっかり理解することが四和音を探すコツです

 

それぞれの4和音にも転回形があります 

4和音には3つの転回形があります

 

このように4和音と転回形をゆっくり確実に探しだせるようにしましょう