15ジャズフレーズの応用と練習方法

□ジャズフレーズの応用と練習方法

 

ジャズフレーズとは

ジャズアドリブをするときに覚えて演奏するフレーズです

 

なぜジャズフレーズの応用と練習方法を学ぶのか?

 

たくさん覚えないといけないと思ってしまうジャズフレーズを一つのフレーズを有効に使うことで 好きなフレーズを自分のものにしていけます

 

何気なく自分自身でいい感じに弾いているフレーズ カッコよく演奏できるフレーズも

 もっと有効に活用できます

 

フレーズの分類

フレーズの分析と応用

一つのフレーズの練習方法

 

などを扱います

 

□いいフレーズが浮かばない

□フレーズが覚えられない

□フレーズの効果的練習方法がわからない

□コードを見たときに弾ける音がたくさん見えるようになりたい

 

方にオススメです

 

たくさんのフレーズを覚えて応用できないより一つをたくさん応用できるほうが

効率よく バランスのいい上達ができます

 

□必要トピック

ダイアトニックコード

セカンダリードミナント 

セカンダリードミナントのウラコード

コードをルート音に対するdegree(度数)を数字で表せる能力


 

workshop jazzフレーズ強化 アプローチ

 

shingo segawa music

 

  • diatonic chord and scale(Ⅰ-Ⅶ)
  • natural tension chord and scale(1-2-3-4-5-6-♭7)
  • mixolydian ♭6 (1-2-3-4-5-♭6-♭7)  / Com dim 1-♭2-#2-3-#4-5-6-7)

 

  • altered tension chord and scale(1-♭2-#2-3-#4-5-♭6-♭7)
  • lydian7th chord and scale(1-2-3-#4-5-6-♭7)

 

  • 最初は簡単なフレーズから覚える

 

  • 一つずつ書き出す(自分のフレーズ、アドリブ集、コピー譜面、自分で音をとるなど)
  • コピーしたミュージシャン別 に分けておく

 

1.フレーズを書き出す  

 

degree数字でも書いて度数でも理解する

全ての調で練習する

 

2.慣れてきたら曲にそのまま当てはめる

他の音は弾かない

 

3.その後 フレーズとフレーズをスムーズに繋ぐ音を入れる

 

4.慣れるまでインプロバイズする

 

5.慣れたらその辺りをguideとして自由に演奏する

 

6.モチーフ展開してさらに広げる

 

diatonic chord Ⅰ△7 Ⅱm7 Ⅲm7 Ⅳ△7 Ⅴ7 Ⅵm7 Ⅶm7-5
secondary dominant Ⅴ7 Ⅵ7 Ⅶ7 Ⅰ7 Ⅱ7 Ⅲ7 #Ⅳ7
secondory dominant ウラコード ♭Ⅱ7 ♭Ⅲ7 Ⅳ7 ♭Ⅴ7 ♭Ⅵ7 ♭Ⅶ7 Ⅰ7

 

jazz理論14 スウィングとリズムの展開

□スウィングとリズムの展開

 

スウィングとは ジャズでの一番核となる

揺れるようなリズムです

このリズムのコツを知るとスウィングすることが出来ます

 

なぜリズムの展開学ぶのか?

 

そして拍子とリズムバリエーションを知ることで様々な拍子(変拍子)や フレージングのリズムの可能性を広げることができます

 

それに swing bossa novaなどのスタイルの特徴などを応用することで 自然にスタイルに合ったフィーリングで演奏することもできます

 

拍と 音数のグループ 休符 groove と音の長さ強さ や形  について意識して見ることによって リズムの癖から解放される新しい演奏アプローチも可能です

 

スウィングのリズムの特徴

メトロノームの使い方

ポリリズムフレーズ

簡単なフレーズのリズミックディプレイスメント(リズムの置き換え)

 

などを扱います

 

□スウィングの演奏の仕方がわからない

□リズムに癖がある

□変拍子が演奏出来ない

□簡単なフレーズを有効利用したい

 

そんな方にオススメです

 

 □必要トピック

4分音符

3連符

8分音符

16分音符

 


□基本的なスィングのリズムのコツ

スィングのリズムをしっかり把握すると 自分で出したいスィング感を 意識して提示することができ
アンサンブル演奏 や 1人での演奏のグルーブ感がよくなります

□イーブンの8分音符と三連の切り替え
□メロディーのジャズっぽいリズムフェイクのコツ
□ジャズバラードのリズムフェイクのコツ

リズムを読むコツ
リズムの癖から抜け出す

□変拍子の練習方法

□小節線を超えるフレージング


———-


スウィングのリズム

□なにをやるのか

ジャズに置いて 一番大切なリズムを学びます

スウィングするソロ やメロディーを弾けるようにします

メトロノームを使ったスウィングビートの練習方法を学びます


□悩み

自分自身がスウィングできているかどうかわからない

スイングのコツがわからない

スイングする感覚を一人ではつかめない
一人でもスウィングする練習方法が知りたい

メロディーをジャズっぽくしたい(リズム)

解決方法を
を理論と実践を交えてわかりやすく教えます

トピック
□Swingのコツ
□シンコペーションとアンティシィペーション
□Swing とeven
□小節線を超えるフレージング
□ダブルタイム(倍テン)ハーフタイム
など

 

 

□swing

□swing とevenの切り替え

□swingとメトロノーム

  • =メトロノームの位置

3連符の3個目でメトロノームがなるのを聞くためのステップ)

16分音符の4つ目でメトロノームを聞く練習

 

  • ジャズっぽいメロディーの装飾

 

□シンコペーションとアンティシィペーション

強拍(down beat)と弱拍(up beat)

 

強拍と弱拍がタイで繋がる

弱拍にアクセントがつく

 

✳︎d=down beat u=up beat

アンティシィペーション 

強拍の先取り(食う)

メロディーを、先取りして メロディーに躍動感が出る(次に進んでいく感じ)

 

スウィングの三連のリズムに当てはまるようにバリエーション(16分音符でも)

☆スタンダードの簡単な曲のメロディーを(拍やリズムを提示しながら)スウィングさせることが出来るようにすること

 

☆スウィングと拍感覚

8分音符と同じように16分音符も

 

フレージングリズムは音の使い方

(向かい方でも変わる)

□ダブルタイム(倍テン)ハーフタイム

□アーティキュレーション

 

楽器のコントロール技術

(レガート スタッカート)evenとswing

□time strech(タイムストレッチ)

テンポに対して

1センター 2前 3後ろ

Layed back 

☆小節線を、超えるフレージングと拍感覚

step-1拍を数えながら弾く 

8分音符( 三連符 16分音符) だけ使って弾く全部埋めるように

step-2ランダムに休符を挟む+@違う拍子も

□ゆっくり軽くswingさせること

jazz理論13 guide tone(ガイドトーン)とpacing(ペーシング)

□guide tone(ガイドトーン)とpacing(ペーシング)

 

ガイドトーンとは

その名前の通り ガイド(案内)になる音です

ペーシングとは

pace=(歩調)からきていて 間のコントロールのことを言います

 

なぜガイドトーンとペーシングを学ぶのか?

 

ガイドトーンは不確定なアドリブに軸となる ラインを作って安心してアドリブが出来るようになるため

 

ペーシングは

ついつい弾きすぎてしまう癖やマンネリから

間をコントロールことで癖から抜け出したフレージングができるようになるためです

 

ガイドトーンを配置

練習方法

フレーズの作り方

間のコントロール

 

などを扱います

 

□アドリブをするのが不安な方

□テンションを上手く使いたい方

□ついつい弾き過ぎてしまう 

□フレーズのリズムがワンパターンなど

 

こんな方にオススメです

 

□必要トピック

 

曲のメロディーが演奏できる

コードトーンを演奏できること

コードに対して演奏できるスケールが最低一つわかること

——————–



Guide tone と Pacing

 

☆アドリブの練習方法

一度に一つづつ練習する

 

□guide tone(ガイドトーン)

(案内役にする音 道しるべにする音)を自分で、設定して そこを通りながらアドリブする

 

□pacing(ペーシング)

演奏する場所としない場所を意図的に練習する

  • guide toneの可能性

Start(そこから始まる音)

Pass(経過、 通過する音)

End(そこに向かって終わる音)

  • Guide toneとguide toneの間の音

基本的にスケールとコードで繋いでいく

(ストックフレーズ スケールパターンなど様々な可能性)

✳︎アボイドノートに注意する

 

  • Guide toneの配置の方法

step-1 最初は 曲のメロディーの音をガイドにして試してみる

Step-2コードトーンだけをguide tone にして自由に選ぶ

Step-3テンションだけをguide toneにする

Step-4コードトーンとテンションを交互に配置してみる

 

+@コードトーンでもテンションでもない音

 

Guide toneの配置ペース(4/4の場合で)

1小節に2個

(制限されている分しっかりガイドの音を感じさせるライン)

1小節に1個

2小節に1個(自由度が高いが ガイドがあるので方向性は失わない)

  • Gude toneをコントロールするためにできる練習方法

 

□メロディーを弾く

□曲のコードのコードトーンを弾く(テンポ無し)

□コードトーンをdegree(度数)で弾けるようにする(テンポ無し)

(例)Cm の 3 など コードトーンは基本的に(1-3-5-7)

□スケールを弾く (テンポ無し)

□使えるテンションの書き出し

□テンションを度数で反応出来るようにする

(例)Cの13は  A など

 

テンポ無しで慣れたら

□超ゆっくりのテンポの中でコードトーン(1-3-5-7)を弾く

+@(3-571)など順列のバリエーションも練習する

□超ゆっくりのテンポの中でスケールを練習する

 

  • guide toneの練習方法

Guide toneにむかってテンポ無しで 自由に動き回ったあとガイドトーンで終わる(end)

 

これをインテンポで出来るまで ゆっくり練習する

+@approach note ,be bop

□Pacing 練習方法

 

Play(弾く) & Rest(休む)

(1/1, 1/2 ,2/1,2/2,2/3 ,3/1,3/2,3/3など)

 

意図的に休む練習をすることで フレージングが変わりバリエーションが生まれる

 

1/1

1/2

2/1

 

慣れてきたらguide toneと組み合わせてみる

 

2/2  + guide tone

 

jazz理論12 8つの重要なスケール

8つのスケール

 

ダイアトニックスケール

セカンダリードミナント

セカンダリードミナントのウラコード

 

キーに関連して使えるスケールがわかったところで

 

よく出てくるスケールを最低限の8つに まとめてみました

 

これらのスケールをどの位置からでも始められる練習をしすることによって

 

それぞれに含まれているスケールも技術的に演奏できる状態になります

 

Major scale スケールナンバー

含まれているスケール(dorian phrygian lydian mixolydian aeorian locrian)

Melodic minor scale 

(lydian7th altered mix(♭13) loc(#2)

Harmonic minor scale(Hmp5below)

Combination of diminished scale(diminished scale)

Whole tone

Penta tonic scale

Blues scale

Cromatic scale

 

これら以外にスケールはたくさん作れるとは思いますが

これくらいを有効に利用することで 基本的なアドリブを大きくカバーできます

 

まずは シンプルな スケールを最大に活用出来れば

 

発展形のスケールもさらに有効利用できるはずなので これらのスケールをルート以外からでも演奏ようにして下さい

 

jazz 理論11 dimコードのスケール

Dim コードのスケール

 

ドミナントセブン(♭9)に置き換え可能なもの(置き換えると仮定したとき次のコードが5度下に解決している時)とそれ以外で、分類します

 

◯7(♭9)に置き換えれるものは 置き換えた

セカンダリードミナントのスケールを適応させます

 

キーCで

C-C#dim-Dm7-G7 のコード進行の時

C#dimはA7(-9)に置き換えたときDmに解決するので置き換え可能なので

 

C#dim をA7(♭9)に置き換えれる

 

A7のスケール【 □マーク】

HMP5B+#9 スケールがつかえます

 

✳︎Mix(♭6)スケールは (9)なのでここでは使用できません

 

それ以外のdim コードは

 

キー(調性)のメジャースケール+コードトーンで作ったスケール で導きだせます

 

キーCで Em- E♭dim- Dmのコード進行の時

 

E♭dimコードは置き換えれない通過する 

ディミニッシュコードなので

 

Cメジャースケール+コードトーン(E♭ G♭ A C)の

(CDE♭EFG♭GAB)のスケール

 

もしくは

 

コードのルート音からのDiminished scale(全音と半音が交互にくる全部で3種類しかないスケール)で探します

 

この場合

E♭diminished scale 

(E♭ F G♭ A♭ A  B C D E♭)

 

を使います

 

✳︎Diminished scale をつかうと

キーのメジャースケール+コードトーンのスケールよりも 少しテンション感のあるサウンドになります

 

ディミニッシュコードもこれら3つの方法を使ってスケールを探し出して下さい

 

jazz理論10 セカンダリードミナントの裏コード

□セカンダリードミナントの裏コード

 

セカンダリードミナントの裏コード

とは セカンダリードミナントの(#4度)の音程関係のドミナント7thコードです

 

セカンダリードミナントの裏コードを探しだせると全てのドミナント7thコードのスケールの分類とスケール選びが可能になります

 

セカンダリードミナントの裏コードは全て

【◇マークで分類】します

度数は

【♭Ⅱ7.♭Ⅲ7.Ⅳ7.♭Ⅴ7.♭Ⅵ7.♭Ⅶ7 . Ⅰ7】

です

 

使えるスケールは

Lydian7th scale(リディアンセブンス スケール)( lyd7)

(1-2-3-#4-5-6♭7) の度数で構成されています

 

✳︎Lydian= #4(#11)と捉えるとわかりやすいです

いづれも(#4)になることでサウンドはキーに近くなります

セカンダリードミナントの裏コードは

(#4度音程)関係のコードで探します

 

裏コードの関係は

 

C/G♭

F/B

B♭/E

E♭/A

A♭/D

D♭/G

 

これだけしかありません

 

これで 

セカンダリードミナントとその裏コードで

12個全てのドミナントセブンコードが分類出来るので ドミナントセブンコードで使えるスケールがわからないという問題は無い状態(最低でも一つはスケールが使える状態)になります

 

曲を練習する前に 

ダイアトニックコード

セカンダリードミナント

セカンダリードミナントの裏コードの分類を

するとこれまでとは違った感じで楽譜が見えるようになると思います

 

是非試してみて下さい

 

jazz理論9 セカンダリードミナント 

□セカンダリードミナント 

 

セカンダリードミナントとは 7つのダイアトニックコードに対してそれぞれの完全5度上にあるドミナントコード(◯7)のことですダイアトニックに向かう引力をもった

全部で7つあるドミナントコードです 

 

キーが Cの時ダイアトニックコードは

CM7 Dm7 Em7 FM7 G7 Am7 Bm7-5

セカンダリードミナントはそれぞれの5度上の

G7 A7 B7 C7 D7 E7 F#7 

度数にすると

【Ⅴ7 Ⅵ7 Ⅶ7 Ⅰ7 Ⅱ7 Ⅲ7 #Ⅳ7】になります

 

□セカンダリードミナントの分類

 

セカンダリードミナントは2種類で分類します

5度下の解決先のダイアトニックコードの3度の音が

メジャー(3 )に解決するものを【△マーク】

マイナー (♭3) に解決するもの【□マーク】

 

キーCでA7の時

ダイアトニックコードのDm に向かうと想定されるので

【□マーク】分類

 

キーCでD7の時

ダイアトニックコードのGに向かうと想定されるので

【△マーク】分類

 

□セカンダリードミナントのスケール

 

セカンダリードミナント(◯7)の5度下の解決先のコードが使えるスケールを【△マーク】の時はメジャースケールと想定する

 

キーCで、D7のとき

D7はGに解決すると想定(解決先は3和音で考えるとわかりやすいです)↓

G メジャースケールを想定する↓

D7でGメジャースケールを弾く↓

D7のルートからGメジャースケールを弾く↓

 

これがD7のとき使える

D mixolydian scale (1-2-3-4-5-6♭7)です

 

△マークのときmixolydian scale(mix)

(1-2-3-4-5-6-♭7)

 

【□マーク】の時は

 

クラシックの基本の3つのマイナースケールの中から

 

◯ハーモニックマイナースケール

(1-2-♭3-4-5-♭6-7)(和声的短音階)か

◯メロデックマイナースケール

(1-2-♭3-4-5-6-7)(旋律的短音階)

 

の2つのどちらかに想定します

 

×ナチュラルマイナースケール自然短音階は

(1-2-♭3-4-5-♭6-♭7)

♭7の音がコードと合わなくなるので使いません

 

【□マーク】

ハーモニックマイナースケールを想定の場合

 

キーCでA7の時

5度下の解決先のDmの時のスケールをハーモニックマイナースケールを想定↓

D ハーモニックマイナーをA7で弾く↓

A7のルートからDのハーモニックマイナー↓

 

A harmonic minor perfect 5th below

(1-♭2-3-4-5-♭6-♭7)

(ハーモニックマイナー パーフェクト フィフス ビロウ)

 

これにスケールが滑らかに聞こえる(#9の音を足して(HMP5B)+(#9)scale

✳︎(#9)=(#2)

(1-♭2-#2-3-4-5-♭6-♭7)で覚えるのをオススメしてます (ナチュラルマイナーから想定してA7のコードトーンの3度の音を足したスケールとも考えられます)

 

【□マーク】

メロデックマイナースケールを想定の場合

も同様の方法で

mixolydian(♭6)scale(mix(♭6))

(1-2-3-4-5-♭6-♭7)

✳︎(♭6)=(♭13)

が導きだせます

 

✳︎追記

【□マーク】が comdim scale やAltered. Scaleなどに発展していきます

 

スケールを導き出すステップ(→の方向)表

 

□まとめ(大事なポイント)

 

Step-1

セカンダリードミナントを見つけること 

キー(調性)に対して

 

【Ⅴ7 Ⅵ7 Ⅶ7 Ⅰ7 Ⅱ7 Ⅲ7 #Ⅳ7】

 

Step-2

2セカンダリードミナントを2種類に分類すること 

 

【△マーク】

【(Ⅴ7)(Ⅰ7)(Ⅱ7)】

【□マーク】

【(Ⅵ7)(Ⅶ7)(Ⅲ7)(#Ⅳ7)】

 

Step-3

分類により、そのとき使えるスケールをわかること 

 

△(三角)マークの時は

mixolydian scale   (mix)(1-2-3-4-5-6-♭7)

(メジャースケールの7を♭させる)

 

 

【□マーク】の時は

Hmp5b scale+(#9)

(1-♭2-(#2)-3-4-5-♭6-♭7)

 

(HMP5B#9) scale 
C7(C D♭ E♭ E F G A♭ B♭ C)
F7   (F G♭ A♭ A B♭ C D♭ E♭ F)
B♭7  (B♭ B D♭ D E♭ F G♭ A♭ B♭)
E♭7(E♭ E G♭ G A♭ B♭ B D♭ E♭)
A♭7(A♭ A B C D♭ E♭ E G♭ A♭)
D♭7(D♭ D E F G♭ A♭ A B D♭)
G♭7(G♭ G A B♭ B D♭  D E G♭)
B7    (B C D D# E F# G A B)
E7     (E F G G# A B C D E)
A7     (A B♭ C C# D E F G A)
D7     (D E♭ F F# G A B♭ C D)
G7     (G A♭ B♭ B C D E♭ F G)

 

mixolydian(♭6)scale (mix(♭6)) 

(1-2-3-4-5-♭6-♭7)

 

mix(♭6)scale 
C7(C D E F G A♭ B♭ C)
F7   (F G A B♭ C D♭ E♭ F)
B♭7  (B♭ C D E♭ F G♭ A♭ B♭)
E♭7(E♭ F G A♭ B♭ B D♭ E♭)
A♭7(A♭ B♭ C D♭ E♭ E G♭ A♭)
D♭7(D♭ E♭ F G♭ A♭ A B D♭)
G♭7(G♭ A♭ B♭ B D♭  D E G♭)
B7    (B C# D# E F# G A B)
E7     (E F# G# A B C D E)
A7     (A B♭ C# D E F G A)
D7     (D E F# G A B♭ C D)
G7     (G A B C D E♭ F G)

 

のどちらかを(その時のメロディーや好みで)選びます

 

12キーで練習しておくと セカンダリードミナントで迷わず演奏出来るようになります

 

探したスケールから使えるテンションも解ります

【△マーク】【(Ⅴ7)(Ⅰ7)(Ⅱ7)】の時

テンション(2-6)=(9-13)

 

【□マーク】【(Ⅵ7)(Ⅶ7)(Ⅲ7)(#Ⅳ7)】の時

テンション (♭2 ♭6)=(♭9 ♭13)

テンション (2 ♭6)= (9 ♭13) 

セカンダリードミナントの分類とスケールを探しだせるようにして下さい

 

jazz理論8 アボイドノート

□アボイドノートとは

 

使えるスケールがわかった時、使う時に注意して使う音です

アボイドノートはコードトーンに対して

きつい音程のぶつかりがある音だからです

 

アボイドノートを知っていると 

スケールの中で適当に弾いた時に間違ったように聞こえてしまう音を弾くことが無くなります

 

アボイドノートと言うと

英語でアボイドは【避ける】という意味です 

 

では使わなければいいのでは?となりますが

きつい音程のぶつかりが生まれるので

【注意して使う音】と考えてください

 

今回はダイアトニックコードで考えます

 

アボイドノートはダイアトニックコードに使えるスケールがわかった後

スケール上に コードトーンに対して♭9th上の音程の音があれば それのことをアボイドノートといいます

 

簡単な探し方は

 

Step-1【コードトーンに対して】

Step-2【スケール上で一つ上の音が】

Step-3【半音上の時】

その音はアボイドノートです

 

例として

キーがCでコードがCのとき 使えるスケールは(ドレミファソラシド)です

 

コードトーンは(ドミソ)です

 

【ド】(コードトーン)に対してスケールの一つ上の音の【レ】 

ドとレは【半音二つ】の音程

 

【ミ】(コードトーン)に対してスケールの一つ上の音の【ファ】

ミとファは【半音】←見つかりました

 

(ファ)はkey CでコードがCの時アボイドノートと探し出せました

 

【ソ】(コードトーン) に対してスケール一つ上の音の【ラ】

ソとラは【半音二つ】の音程 

 

このようにキーがCでコードがCの時

(ファ)がアボイドノートだと分かりました

 

(ミ)と1オクターブ上の(ファ)の♭9音程は弾いてみると、きつい音程の不協和を感じるとおもいます

 

このルールに基づいてアボイドノートを理解しておくと

 

応用として

コードがCの時でもミを弾かなければ ファはアボイドではなく 使える音になるのがわかるとおもいます

 

✳︎注意

アボイドノートは解決しないで鳴るとき不協和が残る状態が生まれて 間違って聞こえます

 

コードの中の(ミ)の音を弾いていても メロディーで(ファ→ミ)など不協和がきれいに解決する時は(ファ)の音はアプローチする音としてきれいに聞こえます アボイドで生まれる緊張感は解決先を意識できるといいと思います

 

このようにアボイドノートを知ると

アドリブで間違ったようなきつい音を意識的に避けることができ より安心してアドリブ出来るようになります

 

jazz理論7 ダイアトニックコード

□ダイアトニックコード

 

ダイアトニックコードとは、

メジャースケール(ドレミファソラシド)

からできるコードのことです

 

ダイアトニックコードを理解することによって キー(調性)とコードを見て アドリブをするとき使えるスケールがわかるようになります

 

ドレミファソラシドをメジャースケール上で3度づつ積み重ねるハーモニーをつけていき、それが三和音や四和音のときコードネーム化すると

 

3和音は

C Dm Em F G Am Bm-5

4和音は

CM7 Dm7 Em7 FM7 G7 Am7 Bm7-5

になります 

これらはCメジャースケールから作られたコードなので キー(調性)がCの時に これらのコードがでてきたらアドリブでCメジャースケールがつかえます

 

これをキー(調性)とコードネームを見ただけで探し出せるようになることが 壁を越える秘訣になります

 

例えば 

keyCで ||:FM7 Em7| Dm7 CM7 :||のとき

ピアノの場合は左手でコードを、右手でドレミファソラシドを適当に弾いてもらうと コードに対しては音が合っている

この感覚をつかんでもらえると思います

 

ダイアトニックコードを12個のキーで探しだす時ディグリー(度数)を使うと便利です

 

コードをディグリー(度数)で表すときは

ローマ数字をつかいます

変化記号は手前につけます 例 ♭Ⅲ など

 

ダイアトニックコードは

ⅠM7 Ⅱm7 Ⅲm7 ⅣM7 Ⅴ7 Ⅵm7 Ⅶm7(-5)

 

と形が決まっているので 

このディグリー(度数)表を見てローマ数字にそれぞれのメジャースケールの音を当てはめるだけで別のキー(調性)のダイアトニックコードは探し出せます

 

例えば KeyがGなら

Gメジャースケールは(G A B C D E F# G)

ディグリーに当てはめると

 

(G    A B      C D E     F# )

ⅠM7 Ⅱm7 Ⅲm7 ⅣM7 Ⅴ7 Ⅵm7 Ⅶm7(-5)

GM7 Am7 Bm7 CM7 D7 Em7 F#m7(-5)

 

このようにダイアトニックコードのディグリーとメジャースケールの二つさえ分かっていれば12の調性を確実に探し出せるので便利です 

 

注)最初はマイナーキー(短調)の事を考えず全てメジャーキー(長調)のみで捉えて下さい 複雑化しやすいマイナーキーをメジャーキー軸で捉えていく方法が軸がブレないので シンプルでオススメです

(マイナーキーの時はⅥm=マイナーキーの主音と想定することでスケール選択が増えます)

 

転調が多いジャズの曲では切り替えを一つの軸を中心に捉えたほうがわかりやすいことが多いです

 

□まとめ

 

曲を弾く前に キーとコードを見てダイアトニックコードを書き出し ダイアトニックコードに◯を付けてみて下さい

 

degreeとKey とメジャースケール関係表

jazz理論6 テンション(9 11 13)

□テンション

 

テンションとは スケールトーンの中で緊張感のある音です

スケールはコードトーンとテンションで成り立っています

 

テンションは(9)(11) (13)などです

ルートからメジャースケールを3度づつ重ねてできるハーモニーから作られたので(9) (11) (13)

と呼ばれます(1-3-5-7-9-11-13)

メジャースケールの2オクターブを(1-2-3-4-5-6-7-8-9-10-11-12-13)として

(ドレミファソラシドレミファソラ)

(2 4 6)の1オクターブ上=(9 11 13)(レファラ)と考えるとわかりやすいかもしれません

 

この探し方は メジャースケールが前提にあるので 他のキー(調性)でもメジャースケールがわかることが重要です

半音の数で探すとメジャースケールがわからなくてもテンションは探し出せます

 

(9)=2=ルートの半音2個上

(11)=4=ルートの半音5個上

(13)=6=ルートの半音9個上

 

テンションは大きく分けて二つの種類に分類できます

その二つとは、ナチュラルテンション とオルタードテンションです

 

変化記号が何もついていないものが 

ナチュラルテンションです

例(9)(11)(13)など

 

テンションに♭や #などの変化記号がついたものは

 オルタード(変化した)テンションです

例(♭9)(#9)(#11)(♭13)など

 

これらを知るとオシャレなハーモニーや フレーズでのカッコいい特徴的な音を使えるようになります

 

例)

Dm7 (レファラド)(1-♭3-5-♭7) にテンションを足していきましょう

Dm7(9)(レファラドミ)(1-♭3-5-♭7-9)

Dm7(9.11)(レファラドミソ)(1-♭3-5-♭7-9-11)

Dm7(9.11.13)(レファラドミソシ)(1-♭3-5-♭7-9-11-13)

 

オシャレなかんじになるのがわかると思います

 

メジャースケールの度数とコードの度数に注意しましょう

 

このようにコードに(9) (11) (13)が表記されているとき自分で音を見つけることができるようにしましょう